お客様からよくお聞きする、ご質問です

コンポストトイレはバイオトイレとも呼ばれます。しかし、バイオトイレが微生物を利用したトイレで、しかも大掛かかりな装置(大きな電力で撹拌と乾燥を行う)で便と尿を一緒に処理するのがバイオトイレということになります。
一方、コンポストトイレの多くは大掛かりな装置はなく、便だけを撹拌槽で分解、コンポスト化し、尿はタンクに貯めることになります。コンポストトイレの導入を検討されておられる方で、その尿の処理でお困りの方も多いと思います。尿の処理がコンポストトイレのデミリットと言っても過言ではありません。そしてお客様から、臭いと尿の処理方法についての質問もよくお聞きします。

ご質問内容を整理しましたが、項目にない場合、お気軽にお尋ねください

項目冒頭の質問番号をクリックしていただきますと回答項目が表示されます。

質問1各機種の価格と一日の処理能力について教えてください

質問2こまらん℮トイレの特長はなんですか?

質問3:設置は自分でもできますか?

質問4:トイレットぺーパーは攪拌槽に捨てられますか?

質問5:掃除は簡単でしょうか?

質問6:維持管理にはどれくらい費用がかかりますか?

質問7:臭いが気になりますか?

質問8:尿の処理はどうすればいいですか?

質問9:次に使う人に見られる、という事はありませんか?

質問10:介護用にトイレとして使用したいのですが?

質問11:冬の使用は大丈夫ですか?

質問12:アフターケアについて教えてください

質問13:製品の保証について教えてください

質問14:購入までの流れを教えて下さい

質問 1:各機種の価格と一日の処理能力について教えてください

こまらん℮トイレ0S2型(2リットルタンク仕様1、2人用)

処理能力:12リットルの基材で50回か60回程度連続使用できます。

標準価格:132,000円(排気装置はオプションになります)

 

※詳しくは画像をクリックしてください。

こまらん℮トイレ20L3型(3リットルタンク仕様1、2人用)

処理能力:12リットルの基材で50回か60回程度連続使用できます

標準価格:165,000円

 

※詳しくは画像をクリックしてください。

こまらん℮トイレ20型8リットル仕様(1、2人用)

処理能力:12リットルの基材で50回か60回程度です。

標準価格:165,000円

 

※詳しくは画像をクリックしてください。

こまらん℮トイレ30型(3、4人用)

処理能力:15リットルの基材で60回か80回程度です。

標準価格:187,000円

 

※詳しくは画像をクリックしてください。

こまらん℮トイレ40型(4、5人用)

処理能力:20リットルの基材で80回か100回程度です。

 標準価格:176,000円

 

※詳しくは画像をクリックしてください。

こまらん℮トイレ50W型(5、6人用)

処理能力:24リットルの基材で100回か120回程度です。

標準価格:198,000円

 

※詳しくは画像をクリックしてください。

質問 2:こまらん℮トイレの特長はなんですか。

1、使いやすい構造です

大小分離の便器で、コンポストだけを手動で攪拌する方式です。
尿が撹拌槽に入らないのでコンポストを乾燥させる必要はありません。
攪拌器をハンドルで回しますので、モーターはなく、機械的な故障はありません。電気・水道がなくても使えるトイレです。

サイズは20型で横41、奥行き57、便座までの高さ45センチ、30、40,50W型は横45,奥行き65,便座までの高さ46センチです。洋式トイレの便座高は40センチですので、少し高い位置ですが違和感なく座れます。

2、維持費があまりかかりません

維持費は、コンポスト基材と冬場対策としての電気代です。
微生物の冬場対策は省電力で行います。

微生物は低温になれば活性が落ちます。冬場はコンポストトイレが苦手とするところです。
4,5度になりますと、微生物の活性が止まると言います。攪拌槽を10度以下にならないよう保温する必要があります。
対策として、攪拌槽の保温処置、保温便座の余熱の利用を取り入れ、電気代がかからないような仕組みです。

3、ウォシュレットが使えます

浄化槽の設置や、簡易水洗にしなくても、温水洗浄便座が使えます。設置できるのは30型、40型、50W型で大きめの尿タンクの場合です。便座はどのメーカーのものでも設置できます。
機種が多く、価格帯もあるため、お客様の方でご準備していただいた場合、便座なし販売価格での販売となります。

4、排気装置で臭いはしません

本体ケースの背面に設けてある1ワットの小型排気ファンで攪拌槽内を陰圧状態にします。
撹拌槽への空気の供給と同時に、臭いも屋外に排出し、室内ではニオイを出しません。

5設置工事は配管を外に出し、本体を固定するだけです

設置される場所の状況、建物構造の種別(木造、コンクリート)等で難しい場合もありますが、壁に排気管用の75ミリの穴と尿配管を通すためのカバーとしての塩ビ管用の穴35ミリを開け、本体を動かないようビス固定する程度です。

質問 3:設置は自分でもできますか?

DIYで設置できます。
設置に必要となる基本的な部材はすべて同封されています。
当方のコンポストトイレは壁に排気用と、小便の排出用パイプの穴をあけて室外に出します。
温水洗浄便座にされる場合、処理水は小便と同じパイプで屋外に出ます。

取水管は手洗い用の水道配管に取り付けてください。
DIYに不慣れな方は大工さんに依頼してください。

 

20型用の壁用排気装置です。ダクトホースをトイレ本体に差し込んで使用します。

 

40型用の排気装置です。トイレ本体後方に屋外がある場合、本体背面の排気装置から壁に穴を開け配管します。

30,50W型では撹拌ハンドルが輪っぱ式です。


質問 4:トイレットぺーパーは攪拌槽に捨てられますか?

酸性度が強いトイレットペーパーは攪拌槽に投入すると微生物の活動に影響があります。
無漂白のものを使い、トイレットペーパーの分解の程度、攪拌の重さを見て攪拌槽に投入してください。 

   

質問 5:掃除は簡単でしょうか?

掃除は簡単です。便器ユニットを取り出し水で洗えます。柔らかいタオルなどでの拭き取りをお願いします。

FRP製品用のポリメイトなど、樹脂製品用保護剤を塗布されると表面に皮膜ができ汚れが付きにくくなります。

質問 6:維持管理にはどれくらい費用がかかりますか?

1、コンポスト基材

コンポスト基材の主成分は、ピートモス、バーミキュライト、燻炭です。最初、攪拌槽に20型では、12,30型は15,40型は  18、50W型は22リットル程度投入し、基材が減ってくれば、定期的に酸性度調整済みのピートモスを投入します。

それぞれ3種50リットル入りの150リットの基材が送料込みで、4,500円程度で購入できます。

2、微生物を活性化させるための資材

1キロ入り「バイムフード」または30リットル入り「土耕芯」がおすすめです。
ネットでバイムフードは1,800円、土耕芯は3,600円程度で購入していただけます。

冬場など、たい肥化が遅い場合に使用し、夏場などは必要ありません。

3、 保温などで使用する電気代

撹拌槽に保温マットを使用した場合、電気代がかかります。1時間50ワット、24時間1キロワット弱、月30キロワットで、
電気代は6百円前後です。冬場など必要な期間を6か月とすれば、年間4千円程度かかります。
暖房便座も保温マットと同じ程度の消費電力になります。

排気ファンの使用電力は1時間1ワット程度ですので、月700ワット程度、年間10キロワットで年間200円程度です。

質問 7:臭いが気になりますか?

「ご使用の手引き」に沿ってご利用いただければ臭気の心配ありません。
換気装置で撹拌槽の換気を常時していますので、尿臭なども排気されますので、臭気はありません。
少しでも臭いがするようであれば、分解が順調に進んでいない証拠ですので、コンポストの状態を確認してください。

質問 8:尿の処理はどうすればいいですか?

尿が貯まる目安として、一人一日、1リットル程度、そして屋外に設けるタンクが20リットルとすると、お一人の場合、20日、5人の場合、4日ごとに処理することになります。

1 尿を5倍から10倍の水で薄め畑に撒く。
2 コンポスターに枯れ草、生ゴミ等と一緒に、トイレから出るコンポストも入れ堆肥にする際、尿を水代わりにコンポスターの堆肥に振りかけ、微生物で処理する方法もあります。ただ大きいコンポスターが必要です。

3 尿を市町村のし尿回収に依頼します。毎月来てもらう方法と、不定期に貯れば来てもらう2通りの契約方法があるようです。500リットル程度の農業用タンクであれば、100リットル1千円とすれば、500リットル5千円程度かと思います。既存のくみ取り式の便槽を利用される場合、タンクの設置は不要になります。

4 敷地が広い場合、生活排水と一緒に土壌浸透処理をする方法もあります。

5リットルタンク

18リットル灯油タンク

コンポスター


質問 9:次に使う人に見られる、という事はありませんか?

 使用後、そのままにしていると見えてしまいます。
用を足したあとは、ハンドルを回して基材を撹拌させると、見えなくなりますのでご安心ください。

質問 10:介護用にトイレとして使用したいのですが?

介護用トイレとして、こまらん℮トイレ20型をお勧めします。8㍑のタンク仕様と2㍑のボトル仕様をご用意しています。   

質問11:冬の使用は大丈夫ですか?

コンポストトイレの冬対策として
・換気パイプの室外部分は、凍結・結露を防ぐために短めに設置し、保温材を巻きます。
・寒冷地でお使いになる場合は、どのモデルでも暖房便座と撹拌槽の保温装置を取り付けてください。
・尿は室温マイナス4~5度で凍ります。屋外ではホース内が凍らないように保温材を巻いてください。

・夜は本体に毛布などをかけて保温するのも効果的です。

 ・微生物基材、促進剤などを撹拌槽に多めに入れて下さい。
・内側ケースと撹拌槽の間に50ワットの保温マットを入れて、撹拌槽を保温することもできます。

  

撹拌槽を収納する内側ケースに40センチ✖80センチの保温マットを入れて撹拌槽を加温します。

質問12:アフターケアについて教えてください。

コンポストトイレを初めてお使いになられる場合、トラブルが発生する場合があります。

・撹拌槽のコンポスト基材が水分過多にならないよう気をつけて下さい。
・微生物の働きに依る分解・堆肥化は、使用状況により進行速度・達成度が異なります。
・万が一の臭気や、ハエなどの侵入・発生の可能性がある事を事前にご理解ください。
・ハエ等の対応策として「無農薬、虫寄らず」などの忌避剤をお試しください。
・「ご使用の手引き」にも詳しく記載しています。

質問13:製品の保証について教えてください。

お買上げ後の設置・使用に関するご相談・アフターケアにつきましては、誠心誠意、対応させていただきます。
 故障・破損などがあった場合
お買い上げ日より5年間以内の故障・破損について、無償で修理等いたします。

故障の原因がお客様の使用にある場合は、状況により実費および送料をユーザー様に負担いただく場合があります。

 免責事項】 保証期間内であっても、使用上の誤りや不当な改造があった場合や、その他 定められた免責事項に当てはまる場合には、
保証の対象外となることがあります。ご了承ください。

質問14:購入までの流れを教えて下さい。

1 お客様が使用される状況(地域、建物状況、便座の種別等)をお聞きし、見積書を作成させていただきます。

2 ご注文いただける段階になりましたら、お届け先、配達希望日、連絡先をご記入いただくオーダーフォームをお送りします

 注文書としていただきましたら、製作にかかります

4 発送できる段階になりましたら、仕上がりを確認していただく写真と一緒に、請求書をお送りします

5 ご入金が確認できましたら、商品を発送します

ご質問等ございましたら、お気軽にお尋ね下さい。

合同会社コンポス技研:☎0740-36-1295

メールでのお問い合わせは、下記のボタンからお願いします。

 

こまらんeトイレは、40型の他、3タイプご用意しています

こまらん℮トイレ20型

1,2人用のタイプで尿は8リットルの本体に内蔵されたタンクに入れます。

 

こまらん℮トイレ30型

 1,2人用のタイプで、おしっこは攪拌槽の前の10リットルタンクに入ります。

こまらん℮トイレ50W型

5,6人用のタイプで、大きめの攪拌槽と2連式撹拌器で処理能力を向上しました。